No.354 蚊はもういませんか?
こんにちは、大治町、清須市、愛西市、稲沢市、津島市、中村区、中川区の近隣にありますあま市のあま動物病院の丹羽です。
本年も宜しくお願い致します☆
12月~1月初旬にかけて
昨シーズンのフィラリア予防の終わりの目安になることをご案内しておりました。
その後、もう蚊は飛んでいませんか?
夏になったからフィラリア予防開始、
秋になったから予防終了、
は、危険信号!!
近年は暖冬傾向で、2月に入った頃には蚊が飛び始めることがあったり、12月に入っても蚊が飛んでいることもあります。
この場合、3月~翌年1月までフィラリア予防の投薬が必要となります。
蚊に刺されることで犬や猫の体内にフィラリアの子虫が入り込み、その子虫が体内で成長します。
成長した虫は、やがて血管内に入り込みますが、血管内に入る前の子虫を駆除するものがフィラリア予防薬です。
その為、予防薬は
蚊が飛び始めた1か月後から
蚊を見かけなくなった1か月後まで必要となります。
蚊が飛んでいるかどうかは
住んでいる地域、もっと言うと同じ市内でも環境によって様々です。
当院でもある程度予防シーズンの目安はお伝えすることはできますが、やはり最終確認できるのは飼い主の目となります。
昨シーズン最後の予防薬がなくなった後、まだ蚊がいた!というお家の方は、翌月分も投薬をお忘れなく!
予防薬をうっかり飲ませ忘れてた!
暑い時期しか飲ませていない!
などの場合、自己判断での投薬開始は危険です。
フィラリアの子虫が血管内に侵入していた場合、投薬によって一気にフィラリアの虫が駆虫され、死んだ虫が心臓内にたまり、動物達もショック状態となり死に至ることもあります。
犬には必要な予防項目として浸透しているフィラリア予防。
(近年は猫ちゃんへの感染も明らかになったため、猫ちゃんにも予防をオススメします!)
毎月のお薬を正しく理解し、大切な家族を守ってあげたいですよね!
当院では、1回の注射で一年を通して予防してあげられる、フィラリア予防注射も行います。
(注:犬のみ。期間限定です。)
見ていないところで蚊に刺されていないかな…
多頭飼育で薬の管理が大変…
飲み忘れが心配…
という方にはオススメです(*^^*)
(年齢や疾患などで接種を見合わせて頂く場合もあります。)
ご質問などございましたら
お気軽にお問い合わせ下さいね(^^)