スタッフ日記

今日も当院のブログを覗きにきてくださってありがとうございます。獣医師の山本です。いつも防災シリーズの内容をあげていましたが、今回は ちょっとお休みです。

私事ですが
二週間前、愛猫を亡くしました。

私が大学を卒業して間もない頃に出会い、一人と1匹のアパート暮らしを始めてから、人生の節目節目を一緒に生きてきた子でした。

去年の夏少し体力が落ちたように感じましたが、それでも19歳、20歳まで生きてくれると思っていました。
が...その日は突然やってきました。あんなに好きだった「食べること」を彼女は急に拒んだのです。
口に入れてやっても飲み込むことはありませんでした。
それから12時間後、ふらつく体で私の膝に乗りたいとせがみ、何度も私は「ありがとう」の言葉を伝え、眠るように旅立って行きました。

どのように葬ってやるか悩みました。家族で相談して「うちは引っ越すこともないし ずっと一緒にいたい、いて欲しい」との想いから庭に土葬することに決めました。
ペットロスになってしまった息子が毎朝 手を合わせてから登校する姿を見ると、この形で送ってやって良かったなと思います。


亡くなった直後よりも哀しみがじわじわと押し寄せてきますが 動物と暮らし始めた以上は、決して避けては通れない道です。
いつかは訪れるこの苦しみに打ち勝つために、これまでの思い出がたっくさんたっくさんあるのだと自分に言い聞かせています。

ぴの、ありがとう!!

※動物を土葬することは 個人の所有地においてのみ可能です。また、近隣等の住宅事情や地域によっては土葬を禁じる所もあるようです。住まいや家庭に合った見送り方をしてあげることが大事です。どんな形であれ、愛する子を見送る気持ちは同じですよね....