NO.228 獣医学科の大学で何を学ぶのか?
こんにちは獣医師の津田です。
前回は獣医学科に入学するまでの事を書かせていただいたので、今回は「獣医学科の大学で何を学ぶのか?」について書きたいと思います。
獣医学科は医学部や薬学部と同じく6年生です。
1,2年次は他の大学や学科と同じく教養科目(文学や歴史といった文系科目や英語や統計学など)と獣医学の基礎となる解剖学や生理学を学びます。
2年の後半から専門的な獣医学の勉強が始まります。
専門的な科目がどういったものかといえばかなり幅が広いです。
小動物(犬、猫)の臨床だけでなく、大動物(牛、馬、豚)の臨床、微生物学(ウイルス、細菌、寄生虫、魚病学など)、環境・衛生学(衛生学、食品衛生学、環境学など)・・・
臨床分野だけでなく環境や衛生学など幅広く学びます。
上で挙げた授業では机の上での座学だけでなく、実習としてでも学びます。
もちろん各科目でテストがあるので、ちゃんと点数を取らないと単位が取れなくて、場合によっては留年することもあります!!そこは他の学科と同じでしょうが・・・笑
他には、2年の夏休みに酪農家に住み込みで働いて単位を取得するというのもありました。
ちなみに私は北海道の帯広の酪農家に20日間住み込みで働いていました笑
最後に大動物の外科実習の様子と牛舎の写真をどうぞ