スタッフ日記

こんにちわ(^^)
あま市にあります あま動物病院 です。

狂犬病とフィラリアのシーズンが始まり、来院していただいた皆様には長時間お待ちいただくことも珍しくなく、申し訳ございません。
なるべくお待たせすることのないよう、最大限の努力させていただきますので、何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

さて今回は、犬同士の言葉とも言われている“カーミングシグナル”についてお話させていただきます

“カーミングシグナル”とは不要な争いを避けるために
「自分と相手を落ち着かせるための合図」と言われ、犬同士の交流を円滑にする働きがあります。

ではどんなものがあるか?
いくつかある中から、良く見られる代表的なものをご紹介させていただきますね。

*あくびをする
*眼を半開きにする
*唇や鼻先を舐める
*相手の口元を舐める
*瞬きをする
*片方の前足をあげる
*円を描くように歩く
*地面の匂いをかぐ
*体の向きを変える
*眼をそらす
*顔の向きを変える
*固まる
*ゆっくり動く
*遊びを誘う姿勢(前足を下げたお辞儀の姿勢)のままじっとする
*座ったり伏せたりする    など


いかがでしょう?
怒られてしまったときや、緊張する場面などこれらの仕草を見かけるなぁと思われた飼い主さんも多いのではないでしょうか?
診察室でのワンちゃんを見ていると、あくびをしたり、唇や鼻先を舐めたり、眼をそらしたりなどよく見られます。 ワンちゃん自身と、私たち人間を落ち着かせようと一生懸命合図を出しているのですね。
そんな時はこちらも深呼吸してリラックスし、ゆったりとした気持ちで接すると、ワンちゃんも落ち着きやすくなります。
そのときに大事なのは、ワンちゃんの目を覗き込んだり、「大丈夫、大丈夫」と早口で言って体をポンポンたたいたりしない事。

カーミンングシグナルに気がついてあげられるようになると、ワンちゃんの気持ちも理解しやすくなりますね。

                              さかい