No.140 食いしん坊は気をつけて
こんにちは(*^-^*)あま市、大治町、清須市、津島市、愛西市、中村区周辺にあります あま動物病院です。
最近うちのワンコ歯磨きをしていて危うく歯ブラシのヘッドを飲み込んでしまうところでした・・・。
常に見ていたので大事には至らなかったですが当院の方でも誤飲をしたぁと駆け込んでいらっしゃる患者さんが増えています。
食べ物でない物の誤飲に関しては飼い主様が、ワンちゃんネコちゃんが間違って食べそうなものを手の届くところに置かないことで対処できます。
しかし食べ物に関しては知らずに与えてしまってるケースも多々あります。
中毒性の特に高い物を少し紹介させていただきます。
玉ねぎなどネギ類
有名どころで知ってらっしゃることが多いのですぐに連れてきてくれる患者さんが多いです。
ネギ類を摂取してしまうと溶血性貧血や胃腸障害を引き起こします。
ネギを入れたみそ汁などで、たとえネギを抜いていたとしてもエキスだけでもNGなんです。
ただ未だに致死量ははっきりしていません。
ですので少しなら大丈夫だろうという安易な気持ちでいない方がいい部類になります。
水野まりこ キシリトール
キシリトールは血糖値を下げてしまいます。
それによって嘔吐や歩行困難になったりします。
9kg程度の犬ですと2枚か3枚ほどのガムで致死量になると言われています。
一つずつ包んでないガムなどは3つ程度だとすぐに口にしてしまう恐れがあるので要注意です!
カカオ(チョコ類)
カカオなどを使うチョコレートなども要注意です。
不整脈を起こしたり痙攣、または過剰な行動をします。
小型犬ですと高カカオの物ですと板チョコ1枚で致死量になります。
ブドウ・レーズン
あまりよく知られていませんがブドウもNGです。
よくオモチャなどでブドウの匂いのついているものなどありますが、そういったものを喜んで遊ぶ子は本物のブドウまで気に入って食べてしまう恐れがあるので気をつけた方がいいです。
致死量ははっきりしていませんが嘔吐や下痢、最終的には腎不全になってしまうケースもあります。
人用のミネラルウォーター
基本的に人用の物はミルクなどもそうですが人用の物はあまりよくないです。
ミネラルウォーターによってはマグネシウムが過多に入っているものもありオシッコに影響が出やすいです。
尿結石ができやすくなります。
もし与えるのであればマグネシウムなどを濾過する給水機などもありますので併用しましょう。水道水などもカルキが入っていたりするので気になる方はこういった濾過する給水機をお勧めします。
まだまだ与えてはいけないものはたくさんありますが特に注意していただきたいものをいくつか上げてみました。
その他、中毒ではないですが鳥の骨は縦に裂けやすく体内で刺さってしまう事があるので骨付きの鳥肉は注意しましょう。
気をつけていても何かしら食べてしまう事もあるかもしれません。
早めに対処すれば吐かせることも可能です!すぐに動物病院へ走りましょう。