No.103 火の用心!器具用心!
こんにちは!
あま市にあります あま動物病院です!
お買い物に出掛けたら、服屋さんでは冬物のセールが始まり、店内の一角には春物の洋服が並び始めていました。
陽差したっぷりの暖かな春が待ち遠しくなりましたが、これからが寒さの本番ですね。
もうしばらくの辛抱です。
この寒さをしのぐための必需品、暖房器具。
私の家では“ストーブ”がメイン器具で、エアコンをサブ器具として使用しています。
ストーブのじんわ~り広がる火の暖かさ。
人だけでなく、愛犬マロンも同じように好きなようです。
毎年 人目を盗んでストーブの正面を陣取って暖まろうとします。
もちろん私や家族の監視付きなので、すぐに移動させますが(^.^;)
最近は猫ちゃんだけでなく、わんちゃんの生活環境も室内という方が多く、この時期は暖房器具のあるお部屋で過ごす子達も多いと思います。
ヒーターだったり、ホットカーペット、こたつ、我が家のようなストーブと、様々なものがありますが、どれも動物たちもヤケドをする危険性のあるものです。
犬や猫の毛は、体外の暑い空気を適度に遮る役目があります。
この役割が夏場にはすごく役立ちますが、冬場は暖房器具からの熱い空気を遮ってしまいます。
そのため 熱さに気付くのが遅くなり、熱いと気付いた時には皮膚に熱が伝わりヤケドになってしまうことがあります。
暖房器具を使用する時は、必ず人の目が行き届く中で使用し、動物から熱源までの距離や、熱源に接している時間が長くならないように注意が必要です。
またストーブへの近づき防止用の柵もありますが、暖かさから柵にもたれ掛かってヤケドしてしまう子もいますので、柵があるから大丈夫!!と、目を離すことも危険です。
目を離す時は エアコンで室温を上げたり、温かい毛布を用意することが望ましいです。
動物が病気や高齢で 自分で動くことが難しい場合は、同じ場所に暖房器具の熱が当たり続けないように人が動かしてあげることが必要です。
まだまだ寒い日がつづきます。
冬は“火の用心!”とよく言いますが、
それと同じように、暖房器具による人と動物達のヤケドにも注意し、人も動物も安心して過ごせるようにしたいですね!
丹羽 知子