スタッフ日記

こんにちは、海部郡、清須市、中村区、中川区、津島市近隣にありますあま市のあま動物病院です。

最近、「先生!知らない間に○○を食べちゃったみたいで・・・」といった飼い主様がちらほらご来院されます。
ワンちゃん、ネコちゃんの盗み食いは危険な場合があります。

私たち人間が当たり前に食べている物の中には、犬には毒になる成分が含まれている物もあります。「私が食べるおかずが無くなちゃった~」で済ませられない深刻な状況になることもあり得るのです。

では、中毒を起こす食べ物はどんな物でしょうか。
代表的なのが
玉ねぎ・ニラ・にんにく・チョコレートなどです。
最近では、ブドウやキシリトールなども危険な食物と周知されています。
どの成分をどの程度摂取したら危険なのかに気を配るより
決して食べさせないほうが大切なワンちゃんを危険から守るのに有効ですよね。

どの様な環境にすればよいのでしょうか。

・目につく所に食べ物を置かない。
ご家族皆さんの協力が必要となりますが、ご自分たちがおやつや食事を食べっぱなししない事や食事の準備中の物にはフタなどをするようにしましょう。

・キッチンなどに入れないようにする。
乳幼児など入れないようにするフェンスや柵などを設置しましょう。
食べ物をみて興奮し熱いお鍋などに飛びかかってきたら大変危険です。
目を離したすきに玉ねぎや殺虫剤など誤飲することも。

・ゴミ箱を漁らせないようにする。
腐ったものを食べてお腹を壊してしまうかもしれません。
フタ付のゴミ箱がおすすめです。

・テーブルの上に上がらせないようにする。

・私たちが食事中はサークルに入れる。

などなど、まずは出来るところから始めてみて下さい。
お腹を壊して辛い思いをするのは動物ちゃん達です。
緊急性を要する場合もちらほらいらっしゃいます。

今一度、お家の環境のご確認の参考にしていただければと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

村松 めぐみ