スタッフ日記

こんにちは!
あま市にあります あま動物病院です。

先日のブログには この時季に気をつけて頂きたいことのわんちゃん編を書きました。
同じように 猫ちゃんにも気をつけて頂きたいことがあるので、是非参考になさって下さい。

まずは やはり朝晩の温度差。
それが引き金になって風邪をひきやすくなります。
人間のように咳・鼻水・発熱といった症状がみられ、軽度であれば数日で自然に治っていきます。青っ鼻で鼻が詰まったり、目ヤニが出るなど症状が長引いている時は受診をおすすめします。


猫は人間より体温が高く寒がりなので、気温の下がる夜は毛布や暖かいフカフカのマットを用意してあげて下さいね!

次に犬と同じように、冬に向けて毛が生え変わる時季です。
猫は自分で体を舐めて毛づくろいをします。


その時に少しずつ飲み込んだ毛がお腹にたまり、その毛玉を嘔吐します。
また便に混じるなど体外へ排出されていれば良いのですが、排出できずお腹にたまったままになってしまうケースもあります。
その場合、腸閉塞などを引き起こすこともあるので注意が必要です。
防止策としては、定期的にブラッシングをして 毛づくろいを手伝ってあげることです。

そして、当院でもここ最近多いのが尿路閉塞の猫ちゃんです。
ストレスや多頭飼育、季節の変わり目などで体が弱っていることなど原因は様々で、膀胱炎からなることが多く、尿の色や回数など観察が必要です。


トイレに何度も行くけど尿が出ていない、尿がピンク色、血が混じる、など これらの症状がみられた時は早めの受診をおすすめします。

最後に 猫ちゃんもフィラリアに感染することが近年分かってきました。
わんちゃんと同じように 蚊がいなくなった1カ月後までの予防が必要です。
予防をしていらっしゃる方は、12月までの予防をお願いします。

人も動物も体調を整え イベントの多い冬に備えましょう!

丹羽 知子