No.35 スキンケア

先日、妻が動物のスキンケア検定を受けてきました。
動物、特に犬の皮膚は、近年非常にトラブルが多くなっています。
それは、長年かけて人為的に品種改良が行なわれてきた経緯や、室内飼育が一般的となりハウスダストなどのアレルギーの原因になりやすい物質に暴露される機会が増えたこと、食事などに含まれる物質が多様化していることなどが考えられます。

さらに人に比べ、皮膚が被毛で覆われているため汚れや雑菌が多いことや、皮膚自体が薄く弱いこと、皮膚の環境がアルカリ性で細菌が繁殖しやすい環境にあるため、健康な肌の維持が難しいのです。

そこで重要となって来るのが、皮膚のトラブル時はもちろん普段からのスキンケアです。
人でも美しい皮膚のためには、化粧水や乳液をつけたり肌のケアは欠かせません。
スキンケア検定では、皮膚の構造から、皮膚トラブルの原因やシャンプーや保湿剤の成分、皮膚の状態に合わせたシャンプー剤などの選択はどうしたらいいのかなど、様々なことを学んで検定を受けます。
もちろんホルモンの病気や感染症など原因によっては、薬での原因治療が必要になるため、必要な検査をし、診断をする必要があります。
しかし、スキンケアの重要性は非常に高いと思っています。
当院では、それぞれの皮膚の状態に合わせて、何種類ものシャンプーを使い分けたり、人の美容院でも使われているマイクロバブルや炭酸泉を使用してスキンケアに努めて行く予定です。

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