No.12 イメージと数値化
前回、コーヒーの話をしましたが、全国でコーヒーの消費量が多い地域はどこだかご存知ですか?
掲載したの務省のデータ(県庁での統計)によると、1位は京都でした。
京都というとお茶を想像してしまうのですが、意外なことにコーヒーを飲む人が多いんですね。
私は、喫茶店が多いことから、名古屋が一番だと思っていましたが、名古屋はなんと31位でした。
面白いことに、外食費の中の和食の消費金額1位は、京都ではなく名古屋だそうです。
京都は26位。
勝手なイメージや思い込みで、物事を判断していることは意外と多いものです。
私も、特定の病気の動物が続けて来院したら、今年はその病気が多いと思ってしまうことがありますが、集計してみるとその時たまたまで、特に例年と変わらなかったりすることがあります。
データを取って数字で表してみると、隠れている真実が現れるかもしれません。
逆に言えば、数値化しないと誤った認識をしてしまいかねないこともあるということです。
普段の生活で何か迷ったら、数値化できることは数値化して考えてみることをおすすめします。
ちなみに、同じ総務省の喫茶代の支出では、ズバリ名古屋が1位!
ということは、愛知の人は、喫茶店にはよく行くが、コーヒーは飲まないで別の物を注文することが多いのか?
それとも、喫茶店に行けばコーヒーを飲むが、家ではあまり飲まないということでしょうか?