No.543 プロピレングリコール中毒
名古屋市、大治町、清須市、津島市、稲沢市、愛西市の方にもご利用頂いているあま市のあま動物病院の丹羽です(*^^*)…
早速ですが
【プロピレングリコール】
という言葉を聞いたことはありますか?
(´・ω・`)?
ズバリ……【食品添加物】です。
しっとりさせたり、とろ~りとさせたり…という用途で使われる食品添加物でして、、
例えば
生麺類や餃子の皮、
化粧品やシャンプーやリンスなどなど…
全てでは無いですが、こうしたものに使われることがあるようです。
人が身近に利用するものに用いられていますが、
この【プロピレングリコール】は
猫にとっては
とーーーーーっても危険な食品添加物。
猫が摂取した場合、血を壊してしまうという、命に関わるような溶血性貧血を引き起こしてしまいます。
日本には、ペットの犬猫ちゃんのフードの安全性を確保する為の基準を定めた法律があります。
その中の、製造方法に関する部分では
食品添加物の中で唯一、
“猫ちゃんのフードに用いてはいけない!!”
と定められているほど。
ですから、プロピレングリコールを用いたキャットフードは出回らないはずですが…
ここで注意して頂きたいこと。
この添加物は猫のみに用いてはいけない。
ということで…
犬のフードには使用を禁止されていません。
先にお話した通り
“しっとり”とさせたいものに使われる添加物で
犬用のセミモイストフードに使われているものもあるようです。
ですから、わんちゃんと同じご家族の猫ちゃんが、万が一、プロピレングリコールを用いたドッグフードを食べてしまった!ということがないように、細心の注意が必要です。
人が食べれるものだから…
犬も食べれるものだから…
と、猫ちゃんにも大丈夫なはず!と安易に与えるのは、とても危険です( ´;゚;∀;゚;)
美味しいもののお裾分け♪のつもりが、
動物にとっては中毒を起こしうること。
ちょっとだけ…のつもりが
動物にとっては致死量になりうること。
今一度ご承知おき頂けたらな、と思います( ´・∀・`)
また、これに限らず
食品添加物には、発ガン性があるものや
腎臓、肝臓、甲状腺などの機能に影響を及ぼすものもあります。
着色料についても、犬や猫は見た目の色から美味しいかどうかを判断するものではないので、できるだけ避けてあげたいですね!
ネギ類やチョコレート、ブドウにアボカド、キシリトールなど…
与えてはいけない食べ物は、いくつか思い浮かぶと思いますが、
食品添加物はノーマークだったー!( ´д`)
という方のご参考になったら嬉しいです♪
食べたもので体はつくられる…
自分自身に言い聞かせるようなものですが(^-^;)
可愛い大切なご家族の動物さん達にも
安心・安全な美味しいごはんをあげたいですね!
今回も最後までお読み頂き
ありがとうございました( ^▽^)♪