No.546 何卒ご理解をお願いいたします。
名古屋市、大治町、清須市、津島市、稲沢市、愛西市の方にもご利用頂いているあま市のあま動物病院の村松です。
先日のことです。
来院された飼い主さまに
「只今、緊急の子の処置をさせていただいている為、ご予約お時間よりお待ちいただく状況になっておりまして申し訳ありません。
本日はお時間大丈夫でしょうか?」とお声かけをしたところ、
飼い主さまが
「いつも同じことを聞かされるけど」と…
せっかく、前もってご予約いただいているのにも関わらず、このような案内をされたら「え~」と思いますよね。
私もきっと言われた瞬間は同じかもしれません。
しかし、人間の病院との違いをご理解していただきたくお話をさせてください。
人間には救急車があり、救急病院があります。
なので町医者には、生死に関わる突然の救急処置患者が運ばれることは少なく、予約時間もさほどずれることはないかもしれません。
しかし
動物病院は、通常診察中
●事故にあった子
●意識がなくなってきてる子
●呼吸が異常な子
●発作がとまらない子
などなど
の生死に関わる緊急な子も運ばれてきます。毎日とは申しませんが、毎週何件かは対応しております。
そうなんです。動物の専用救急病院は、なかなかありません。
私どもの病院を頼りに「助けてください」と運ばれてくるのです。
なので、目の前の命を救うために獣医師、看護師、スタッフはチームで全力をつくします。
その状況でご理解が難しいお言葉をいただくと、私たちも心が悲しくなります。
ご自分が飼育されている動物ちゃんが緊急処置側の立場に絶対にならないとは言えないはずです。
どうぞ、私たちに動物ちゃんたちの命を救うための時間を下さい。
お待ちいただいている皆さまにも、お待たせするお時間を最小限にする努力は怠りません。
しっかりとミーティングでも色々提案しながら見直しをしております。
どちらも私どもには大切な大切な動物ちゃんです。
どうぞご理解をお願いしたく、今回は個人的に正直な気持ちをブログにて書かせていただきました。
この内容で気分を害されましたらお詫び申し上げます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。