スタッフ日記

名古屋市、大治町、清須市、津島市、稲沢市、愛西市の方にもご利用頂いているあま市のあま動物病院の丹羽です(*^^*)

今回は我が家の愛犬ビビが患ってしまった
【白内障】についてです_φ(・_・

目には、カメラで例えるとレンズの部分にあたり、
ピント調節の役目をする “水晶体” という部分があります。
この部分が白く濁ってしまうのが【白内障】です。

加齢や遺伝、傷や薬物の影響が原因とされますが、
犬では、糖尿病の合併症として起こる場合もあります。

水晶体が白濁することで、光が水晶体を通過できず、目の奥に光が届かないことで視覚障害を起こしてしまいます。

それは我が家のビビにも…(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

光の当たり具合によっては、なんとな〜く片目がくもりかけてるような?気のせい?というのが始まり。

2日後、気になっていた片目だけが真っ白に(⁠☉⁠。⁠☉⁠)⁠!
片目だけ急に白くなるなんて
何か病気?!ケガ?!と、慌てて病院へ。

検査の結果、加齢からと思われる白内障でした。
そして、驚いたことに
見た目は濁りを感じなかった、もう片方の目も
専用の器具でチェックしたところ
濁り始めていると…(⁠゜⁠o⁠゜⁠;

先生:「明らかに白く濁っている方の目は
すでに見えていないでしょう…」

こんなに急に?!
いつも通り、歩くし遊ぶし、もうビックリでした。

そして受診から3日程後の朝、
起きてきたビビの目が両方とも見えなくなっていました。
前の晩までは片目が見えていて
いつも通り過ごしていたのに…
起きたら見えなくなっていたせいか、
ビビはパニック状態。
壁などにぶつかり、ビックリしてはまたぶつかり…
両目とも真っ白に濁ってしまっていました。

進行のスピードに速い遅いがあるにせよ
1週間もたたないうちに見えなくなるほど急速とは…

ショックで心がポキポキに折れましたが
目が見えなくなっても、ソロリソロリと確かめるように、今までの感覚で部屋の中を歩くビビに
励まされるのでありました(;^ω^)

そしてもうひとつ。
白内障と同じように目が濁ってみえる
 “核硬化症” というものがあります。

外観は白内障と似ているのですが
核硬化症の水晶体は光を通せるため
視覚への影響はほとんどないと言われています。

白内障は水晶体が ”濁っている“
核硬化症は “濁ってみえる”
という違いがあるものの
ぱっと見では区別が難しいです。

見分けるには
スリットランプという器具で
目に光を当てて、眼を拡大して診る検査をする必要があります。

白内障であれば治療方法の選択、生活環境作りが必要となりますので、
やはり早期に正しく知ることが大切です。

まだ目は濁ってなさそう!
という場合でも、
ビビのように、スリットランプ検査をしたら
濁り始めてる(⁠゜⁠o⁠゜⁠; ということもありますので
シニア期に入ったわんちゃんは、一度チェックすることをオススメします☆

ワクチンや健康診断の時に一緒に!
というのも、来院のご負担が減らせて良いですね(^o^)/

うちの子はどうかしら…と気になる方は
お気軽にスタッフにお声掛け下さいね♪

たくさんのわんちゃんが
いつまでもたくさんの景色を見続けられますように☆彡
本日も最後までお読み下さり、ありがとうございました(^_-)-☆

〜真っ白おめめのビビ〜
お散歩も、いつもと同じコースを匂いや壁を辿って歩き、動物って本当にすごい!!と、改めて思う日々です。

お散歩で出会う方々にも
「頑張って自分で歩いてえらいね〜♡」
と、ビビをたくさん褒めて頂き、嬉しい限りです(*^^*)



この記事に関連している記事の一覧