スタッフ日記

こんにちは!
名古屋市、大治町、清須市、津島市、稲沢市、愛西市の近隣にあるあま市あま動物病院の関です。

4月から始まる予防シーズン(フィラリア・ノミ・マダニ・混合ワクチン・狂犬病ワクチンの予防)に先駆けて、当院では1月12日~2月末までフィラリア予防のための注射を実施しております!

目次

1,なぜ冬季にフィラリア予防の注射?
2,フィラリア注射(プロハート)のメリット
3,フィラリア注射(プロハート)のデメリット
4,まとめ


なぜ冬期にフィラリア注射?

フィラリアの予防は春から始まります。
蚊が飛び始めて1カ月後からの予防スタートですので、蚊が多い地域のあま市や大治町は、4月からの予防を推奨しています。
しかし、春は狂犬病ワクチンやノミ・マダニ予防もスタートし、混合ワクチンも接種する方も多い時期となるため、どこの動物病院も大変込み合う季節となります。
フィラリアの注射は12カ月間効果が持続するため、わざわざ混雑する春に接種しなくてもいいのです。
春の混雑を分散化させることができれば、動物や飼い主さまのストレス軽減につながり、私たちも体調の悪い子の診察の時間をしっかり確保しやすくなります。

フィラリア予防注射のメリット

毎月の投与忘れがない: 年1回の注射で、毎月の薬の投与を忘れる心配がありません。
投与の手間が省ける: 毎月飲ませたり、滴下したりする投与の苦労がありません。
春の混雑を避ける: 春の動物病院の混雑時期を避けることができます。当院の場合、予約制のため、ご都合の良い日時に予約を取りやすくなります。
1年間の持続効果: 一度の接種で1年間の予防が可能です。


フィラリア注射のデメリット

成長期の子犬には不適: 体重が変動する成長期の子犬には接種できません。
他の予防接種との同時接種不可: 同時に他の予防接種を行うことはできません。当院では前後1週間はあけていただいています。
体調不良時の接種は避ける: 体調が悪い時や高齢のペットには注意が必要です。まれですが、ワクチン同様にアレルギー反応が出ることがあります。

まとめ

当院でのフィラリア予防の注射は2月末までです。対象は成長期を終えたわんちゃんで、10歳くらいまでです(10歳以降は応相談)。
もちろん、飲み薬タイプやスポット剤でフィラリア予防を通年でされている方の、早めの検査も大歓迎です!

フィラリアは、ワンちゃんネコちゃんにとって非常に深刻な病気です。
しっかりと予防を行うことで、大切なワンちゃんネコちゃんの健康と命を守ることができます。